星守る犬が健気すぎて泣ける。
2012年頃ですかね、母さんが『あんた、これ読んでみなさい』って私に渡した本がこの星守る犬です。
僕の家には他にも兄弟がいるのですが、他の兄弟が読めなくなるくらい本が涙で濡れました。
この本は小学生の娘みくちゃんが拾ってきた一匹のハッピーという犬の目線で書かれています。
みくちゃんが成長して素行が悪くなってきたタイミングで、病気で離婚を切り出されたお父さんが、様々な困難を乗り越えながらハッピーと一緒に暮らしていくという話。
でも、そんな生活が長く続くわけがありません。
お父さんとハッピー2人で必死に暮らしていく中でお父さんの病気が限界を迎える。
そんな状態でもハッピーとお父さんが愛し合っていることが伝わってきて辛い。
ハッピーは公園で幸せな家族を見かける。
それは昔自分が愛されいた頃の幸せな家族にそっくり。
限界を迎えたボロボロのハッピーはその家族に向かって一心不乱に走っていく・・・
しかし、知らない犬が走ってきたと思う家族にひどい仕打ちをされてしまい
最後はお父さんと一緒のところに行きます。
この本を読むと、言葉だけじゃない愛、ペットのあり方を考えさせられます。
ペットが遊んで欲しそうにしているのに面倒臭がったりしてないでしょうか?
犬や猫の寿命は長くて20年。
僕たちが80年生きるとしても、僕らの1/4しか生きられないのです。
100%、いや目一杯愛してあげよう。そんな気持ちになってくれると嬉しいです。
星守る犬【電子書籍】[ 村上たかし ]
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